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スワップポイントとは?不労所得やトレードが有利になる効果も

目次

スワップポイントとは?

スワップポイントとは、FXにおいて異なる国の通貨間の取引を行う際に、金利差調整のために付与あるいは徴収される金額のことを言います。

低金利通貨を売って高金利通貨を買う場合はスワップポイントが付与されますが、高金利通貨を売って低金利通貨を買う場合は逆にスワップポイントが徴収されます。

スワップポイントのイメージは外貨預金の利息に近い

日本の金利0.1%とアメリカの金利3%では、同じ預金額なら米ドルの方が2.9%多くの金利を受け取ることができます。

スワップポイントも同様で、ドル/円で買ポジションを持つ(=円を売って米ドルを買う)と、金利差分のスワップポイントが付与されます。

スワップポイントと外貨預金の利息の違い

預金の場合、金利を受け取るのは年に数回の決められた日だけです。

一方でスワップポイントは、ポジションを持っている間に金利を日割りした額が毎営業日付与されます。

FXでインカムゲインの実現が可能になる

一般的にFXは、レート差を利用した売買差益によるキャピタルゲインで収益を得るイメージが強いです。

しかし、ポジションを保有しているだけで手に入るスワップポイントを利用することで、継続的な収入であるインカムゲインが期待できます。

スワップポイントの良いところ

金利差が大きいとスワップポイントも増える

スワップポイントの性質上、高金利の通貨を売買することで多くのスワップポイントを得ることが出来ます。

高金利通貨として人気が高いのが、【トルコリラ】、【メキシコペソ】、【南アランド】などです。

実際、多くのFX業者がこの3通貨と日本円ペアのスワップポイントの高さを前面に出しており、本気度が伺えます。

ちなみにFX業者の宣伝では、【南アランド円】と【メキシコペソ】のスワップポイントが多く見えるように、通貨数をトルコリラの10倍で計算していることが多いです。(下の方に注意書きで小さく書いてあります)

スワップポイントの高さをドル円と比較

通貨ペアレートスワップポイント
(1万通貨当り)
スワップポイント
(1000円当り)
トルコリラ円19円65円8.55円
メキシコペソ円5.5円11円5円
南アランド円7.3円11円3.77円
ドル円108円20円0.463円

※1000円当りのスワップポイントは、国内FXのレバレッジ25倍で計算しています。

見ての通りトルコリラ円はスワップポイントが圧倒的に高く、ドル円の20倍弱あります。

スワップポイント生活を狙う人もいる

前述したように、高金利通貨はスワップポイントがかなり高額で、スワップポイントで不労所得を狙う人も多くいます。

例えば、トルコリラ円のスワップポイントは1000円当り約8.5円なので、1年間で約3000円のスワップポイントが付与されます。

理論上、100万円あれば年間300万円のスワップポイントが手に入るので、投資額の割にかなりおいしいように見えます。

中長期のトレードを有利にできる

スワップポイントはほぼ毎営業日付与されるため、うまく利用すれば中長期のトレードを有利に運ぶことが出来ます。

トレードをしていると、ポジションに逆行して含み損が出てしまうことが良くあります。

この時、スワップポイントが付与される方向にポジションを持っていれば、日が経つごとにスワップポイントが加算されて含み損を少なくすることが可能です。

含み損が減ればプラスに転じるまでが速くなり、トレードの勝率アップも期待できます。

不労所得としてだけではなく、トレードを有利にするための手段としても利用することが可能です。

スワップポイントの悪い所

スワップポイントが徴収されることがある

スワップポイントは必ずしも受け取れるものではなく、逆に徴収されることもあります。

例えば、ドル円は買いポジションであればスワップポイントを受け取ることが出来ますが、売りポジションだと逆にスワップポイントが徴収されます。

マイナススワップポイントは不利

ほとんどのFX業者ではマイナススワップポイントの方が大きく設定されています。

そのため、買いと売りのポジションを同じ数量持つ両建てをする場合、レートの変動による損失はなくてもマイナススワップポイントが少しずつ溜まっていきます。

両建てをしなくても、中長期でトレードをする場合、マイナススワップポイントで少しずつ利益が減っていったり、損失が拡大することも考えられます。

スワップポイントが変動する

スワップポイントは常に一定ではなく、毎日のように細かく変動します。

これは、為替取引を実際に行っているインターバンクでスワップポイントが変動するためです。

また、各国の政策金利が変わることで、スワップポイントも同様に変化することがあります。

仮に通貨ペア間の金利の大小が逆転した場合、これまでスワップポイント受け取っていた通貨でも、逆にスワップポイントを支払うようになることも考えられます。

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