FF14はゲームパッドやマウス&キーボードなど好きなプレイスタイルで遊べる他、自分好みのUIにカスタマイズできることで快適に遊べるゲームです。
中でもマウス&キーボードによるプレイスタイルではMMO向けの多ボタンゲーミングマウスを使うことでより快適に遊ぶことができます。
この記事では、
- FF14で多ボタンゲーミングマウスを使うメリット
- ゲーミングマウスの選び方
- おすすめのゲーミングマウス
について解説していきます。
FF14で多ボタンゲーミングマウスを使うメリット
色々なコンテンツで操作が楽になる!
FF14では様々なスキルを使ってゲームを進めていきます。

モンスターなどと戦う戦闘職だけでなく


素材を集めたりアイテムを作るギャザクラでも使用できる総スキルは30種類程度あります。
これら多数のスキルを使い分けるためにキーボードの押しやすいところにスキルをセットしたり、スキルを直接クリックしたりといったちょっと面倒なことをしないといけません。
始めたばかりでレベルが低いうちはスキルも少なくあまり気にならないですが、レベルが上がってスキルが増えてくるとかなり忙しくなります。
ところが多ボタンゲーミングマウスを使えば親指1本でもたくさんのスキルが使えてとてもやりやすくなります。
G600t買ってから左手デバイスとか多ボタンマウス使わずにMMOとか無理じゃない…?になった
— Mugi.L (@ML_dogman) July 30, 2021
MOマクロが使える
FF14ではマクロと呼ばれるシステムが有り、多数のスキルをボタン1つで自動的に使ってくれるようにしたり、蘇生や敵視を取るスキルと同時にチャットと音を鳴らして他のプレイヤーにお知らせをするなど、多数の操作を自分好みにまとめて使える便利な機能です。
そのマクロの機能の1つにMO(マウスオーバー)マクロがあります。
MOマクロは対象にマウスカーソルを重ねてアクションを実行するというものです。
これの何が良いかというと、敵をターゲットしたまま味方にスキルを使うことができます。
例えばヒーラーなどの回復スキルを使うとき、
- 味方をクリックしてターゲット
- スキルを使う
- 敵を攻撃するためターゲットを戻す
という手順が必要なところ、
- 味方にマウスカーソルを重ねてMOマクロでスキルを使う
MOマクロではこのように手順を省略することで素早くスキルを使うことができてとても便利です。
キャラクターの操作が上手くなる
多ボタンゲーミングマウスを使うようになると、サイドボタンでスキルをポチポチしながらできるので操作に余裕が出てきます。
すると攻撃の手を止めなくても、画面をよく見て敵の攻撃を避けられるようになったりキャラクターの移動に集中することができるので、ミスも少なくなります。
ミスも少なく攻撃をたくさんして火力も出せるスマートなプレイができるプレイヤーは、コミュニティでコンテンツに誘われることも増えるし高難易度コンテンツにも参加できてより幅広くFF14を楽しめます。
マクロやショートカットが素早く使える
多ボタンゲーミングマウスにすることで、よく使うマクロやメニュー操作のショートカットなどもサイドボタンに登録して素早く操作することができます。
FF14に使うゲーミングマウスを選ぶときのポイント
FF14で使う多ボタンゲーミングマウスの選び方にはいくつかポイントがあります。
- ボタンの数
- 形状や重さ
- 有線か無線(ワイヤレス)
- DPI・IPSは気にしない
ボタンの数
FF14で多ボタンゲーミングマウスを選ぶときに最も重視するのはボタンの数で、16個以上あるものを選ぶのが特におすすめです。
サイドボタンには0~9を設定して「Shift+1」や「Ctrl+1」のようにスキルの割り当てすることで、サイドボタンだけを押すときと「Shift」「Ctrl」を押しながらの時で使うスキルを切り替えることができます。

仮にサイドボタンが12個の多ボタンマウスであれば「Shift」「Ctrl」の使い分けで最大36個のスキルが使えることになります。
形状や重さ
ゲーミングマウスの形状や重さは基本的に慣れでなんとかなりますが、手の大きさやプレイスタイルで選ぶのも1つの方法です。
例えば、手がかなり小さい人が大きすぎるゲーミングマウスを選ぶとボタンを使い切れず持て余してしまうので、小さめのゲーミングマウスを選ぶのが良いでしょう。
長時間プレイしたい人は手が疲れにくいように軽めのゲーミングマウスを選ぶのもおすすめです。
有線か無線(ワイヤレス)
- コードを気にせず遊べる
- 机の周りがスッキリする
- 好きな場所で使える
- 電池切れの心配がない
- 種類が豊富
- ワイヤレスより安価
多ボタンゲーミングマウスは有線が主流ですが、ワイヤレスもあります。
ワイヤレスと聞くと操作の遅延が気になる人も少なくないですが、最近のゲーミングマウスは性能がとても上がっているのでほぼ気になりません。
コードが煩わしいのであればワイヤレスマウスを選ぶのがおすすめです。
ただし、ワイヤレスマウスは種類が少なく値段も高価なものが多いので、こだわりがなければ有線タイプから選ぶのが良いでしょう。
DPI・IPSは気にしない
ゲーミングマウスの性能を表すものにDPIとIPSというものがあります。
DPIとIPSの数字が大きいほどマウスの性能はいいですが、FF14のようなMMOで使う分には特に気にする必要がありません。
DPI
DPIはマウスの移動1インチあたりに動くカーソル距離のことで、DPIが高いほど少ない動きでより大きくカーソルを動かせます。
大抵のゲーミングマウスのDPIは設定などで変更することができ、細かい作業をしたいときはDPIを低くして、そうでないときはDPIを高くするといった使い方をします。
マウスのDPIが高いほど自由に設定できて良さそうに思えますが、実際には高い人でも3,000~4,000DPI程度しか使いません。
IPS(トラッキングスピード)
IPS(トラッキングスピード)は、どのくらいの早さでマウスを動かしてもセンサーが認識してくれるかを表しています。
IPSは高ければ高いほど優れているのですが、多くのゲーミングマウスはプロゲーマーですらややオーバースペックになるように作られています。
少しセンサーの話をさせていただくと,我々はゲーム用途を前提としたセンサーを開発するとき,最低限の指標を22個ほど置いています。これをクリアできなければ「高性能」とは言えない,という指標です。
~中略~
引用:「G603」が採用する光学センサー「HERO」は,独自開発の完全新作だった。Logicool GのChris Pate氏に,新型マウスの秘密を聞く
我々のテストでは,(ローセンシ設定のプレイヤーが多いことで知られる)「Counter-Strike: Global Offensive」のプロゲーマーでも,最大速度は1秒あたり5mでした。そこで私達は,それを大きく超えた7.6m/s,インチ換算で300IPS(Inches Per Second)を最低ラインとして設定し,「これを超えなければならない」としています。
FF14におすすめのゲーミングマウス3選
- FF14プレイヤーに人気
- 20個のボタン
- ボタン数が実質倍になるGシフト
- 重量が大きい
- 多ボタンマウスの中でもかなり軽量
- 16個のボタン
- 価格が安くコスパが良い
- サイドボタンの数が物足りない
- ワイヤレスタイプ
- 20個のボタン
- プレート交換で3種のマウスに変化
- かなり高価
Logicool G600t | ELECOM M-DUX50 | RAZER Naga Pro | |
---|---|---|---|
定価 | 9,680円 | 9,757円 | 18,988円 |
Amazon価格 (2022年11月現在) | 7,919円 | 3,287円 | 16,980円 |
通信方式 | 有線 | 有線 | ワイヤレス |
解像度 | 8,200DPI | 3,500DPI | 20,000DPI |
トラッキング スピード | 400IPS | 80IPS | 650IPS |
ボタン数 | 20個 | 16個 | 20個 |
重量 | 133g (本体のみ) | 84g (本体のみ) | 117g (本体のみ) |
サイズ[mm] (長さ×幅×高さ) | 118×75×41 | 112.5×77×42 | 119×74.5×43 |
チルトホイール | 〇 | 〇 | 〇 |
Logicool G600t
G600tの特徴
Logicool G600t | |
---|---|
定価 | 9,680円 |
Amazon価格 (2022年11月現在) | 7,919円 |
通信方式 | 有線 |
解像度 | 8,200DPI |
トラッキング スピード | 400IPS |
ボタン数 | 20個 |
重量 | 133g (本体のみ) |
サイズ[mm] (長さ×幅×高さ) | 118×75×41 |
チルトホイール | 〇 |
- FF14プレイヤーに人気
- 20個のボタン
- ボタン数が実質倍になるGシフト
- 重量が大きい
Logicool G600tは、おそらくFF14プレイヤーに最も使われているであろうゲーミングマウスの1つ。
某匿名掲示板やツイッターでもマウスの話になると大体このG600tが出てくるくらいです。
注目すべきポイントは12個のサイドボタンを含む20個のボタンにあります。
一見するとG600tを使ったことない人にはサイドボタンが多すぎて使いにくそうに感じますが、慣れてくるとサイドボタンの少ないマウスに帰れなくなるほど快適です。
サイドボタンは曲面状になっていて、自分の指が今どのボタンの位置にあるのかが分かりやすく、初めて多ボタンマウスを使う人でも使いやすくなっています。
Gシフトボタンは、押している間だけ他のボタンの割り当てを切り替えることができるため、ボタンの数が実質2倍になる優れた機能です。
またGシフトボタンには他の機能を割り当てたりボタン自体を無効化することもできるため、誤クリックが気になる人や単純に1つのボタンとして使いたい人も問題なく扱えます。
G600tの欠点
何かと便利なG600tですが、多ボタンゲーミングマウスゆえにマウス本体の重量が重いという欠点があります。
一般的なゲーミングマウスの重量が100g前後、多ボタンゲーミングマウスは130g前後で、G600tは例に漏れず133gです。
マウスが重いと手首などにかかる負担が大きくなって疲れやすいので、G600tの重さは少し残念でもあります。

私はマウスのDPIを高く設定してマウスの移動を少なくしたり、滑りのいいマウスパッドを使って疲れにくいようにしてます。
G600tは総合的に見ておすすめのゲーミングマウスなので十分に検討の価値ありです!
G600tに関する声
G600t、ボタン多すぎて使いこなせるか不安〜〜〜〜〜〜って思ってたけどボタンの形のおかげで結構いけるな
— Lo*limu/tic (@lolimu_tic) July 25, 2021
FF14始めてすぐG600t購入したの大正解だったな…G403hでやり続けたらボタン足りなくてヤバかった
— リン🍡 (@Rin_Ultima) November 26, 2020
G600tを購入する
ELECOM M-DUX50
ELECOM M-DUX50の特徴
ELECOM M-DUX50 | |
---|---|
定価 | 9,757円 |
Amazon価格 (2021年9月現在) | 3,287円 |
通信方式 | 有線 |
解像度 | 3500DPI |
トラッキング スピード | 80IPS |
ボタン数 | 16個 |
重量 | 84g (本体のみ) |
サイズ[mm] (長さ×幅×高さ) | 112.5×77×42 |
横ホイール | 〇 |
- 多ボタンマウスの中でもかなり軽量
- 16個のボタン
- 価格が安くコスパが良い
- サイドボタンの数が物足りない
一番の特徴は、マウス本体の重量がわずか84gという軽さであることです。
ボタンが20個近くあるような多ボタンゲーミングマウスは130g前後のものが多いのに対して、M-DUX50はわずか84gしかありません。
これだけ軽いと長時間使っていても疲れにくく、FF14だけでなく普段使いと兼用していても問題なく使えます。
また、Amazonでは3,000円を切る安さで購入することができ、コスパがとてもいいです。
M-DUX50の欠点
M-DUX50の欠点は、ボタンの数が少し心もとないことです。
FF14はスキルの数の関係上、右クリックや左クリックなどを除いて自由に割り当てられるボタンが12個あるとやりやすくなります。
一応、チルトホイールも含めればボタンが12個以上なので問題は無いのですが、サイドボタンが12個あるマウスと違って親指だけではスキルの操作が完結しません。
そのため、G600tのようにサイドボタン12個に加えてチルトホイールがあるマウスに比べるとFF14での使い勝手が少し劣ります。
なので、とりあえず安くて購入しやすいM-DUX50で多ボタンマウスに慣れてから、G600tのようなさらにボタンの多いマウスに乗り換える繋ぎとして使うのがオススメです。
M-DUX50に関する声
M-DUX50オススメです。
— ウルトラ少年ボーイ (@coromame_bane) October 14, 2019
コスパ最強。
エレコムのM-DUX50BKを使ってみた。
— 電光@クソザコ回線⚡💛🐰🌙🌲⚡ (@79SPark) February 5, 2021
14ボタンのゲーミングマウスが約3000円なのは俺調べでコスパ最強。
手の大きな俺には若干小さ目(Lサイズ)だが握り心地は悪くない。
ボタンが斜め下から押し込むのが正規なせいか横押ししてしまった時に若干抜けるときがある(動画19秒辺り)が、概ね良好。満足! pic.twitter.com/2Cwr3plopH
M-DUX50を購入する
Raser Naga Pro
Naga Proの特徴
RAZER Naga Pro | |
---|---|
定価 | 18,988円 |
Amazon価格 (2022年11月現在) | 16,980円 |
通信方式 | 有線 |
解像度 | 20,000DPI |
トラッキング スピード | 650IPS |
ボタン数 | 20個 |
重量 | 117g (本体のみ) |
サイズ[mm] (長さ×幅×高さ) | 119×74.5×43 |
横ホイール | 〇 |
- ワイヤレスタイプ
- 20個のボタン
- プレート交換で3種のマウスに変化
- かなり高価
Raser Naga Proは多ボタンゲーミングマウスの中でも珍しいワイヤレスタイプのマウスです。
ワイヤレスなのでコードが引っかかったりすることが無いので取り回しが良く、ゲームのプレイに集中できます。
バッテリー式で電池交換の手間が無く、最大100時間持続するので長時間の使用でも安心です。
付属のサイドプレートを取り換えることにより、MMO向けの12ボタン、MOBAやバトルロワイヤル向けの6ボタン、FPS向けの2ボタンのようにサイドボタンの種類を変えることができます。
Naga Proの欠点
ゲーミングマウスとしてのスペックが最高峰のRaser Naga Proですが、それゆえに値段もかなりのものです。
マウスだけでほぼ2万円と、ちょっとした格安スマホとかが買えてしまいます。
初めての多ボタンゲーミングマウスとしては高価すぎるので、G600tで満足できない人や、どうしてもワイヤレスじゃないと嫌な人が購入しているケースが多いです。



Naga Proを購入するなら明確な目的があったほうがいいと思います
Naga Proに関する声
あとRAZER Naga PRO はまぁ普通に良いわよ
— メスガキ番長なめ子 (@namekopso2) May 14, 2021
PCでFF14やってる人類は全員買って
チャージングドック付きで買って
ということで、G600tとNaga Proで悩んでる周りの方々は、お値段も倍以上違いますし、G600tを選んだ方が幸せになれますよ、と
— cyberludens (@cyberludens) November 10, 2020